京極夏彦×町田尚子×東 雅夫トークショー[第26回ビブリオテック文明講座]

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怪談えほんシリーズ『いるの いないの』(岩崎書店)刊行記念
京極夏彦(小説家)× 町田尚子(画家)×東 雅夫(文芸評論家・アンソロジスト)トークショー
震えて眠れ、子どもたち
〜「怖い」の愉しみを知る〜

絵本から怖い話が消えつつあることをご存知でしょうか。
誰もが持つ、怖い話の記憶。優れた怖い話や怪談作品は、「人の心の真実や世の中の心理を、恐怖する愉しみとともに教えてくれる」ものです。「恐怖」「怪奇」「不条理」「邪」「悪」を、喜びや楽しみ、怒り、哀しみ同様、幼い頃から認識することは、心と生きる力を養い、人生を豊かにするために必要なことなのです。
小説家の京極夏彦さん、画家の町田尚子さん、文芸評論家の東 雅夫さんをお招きし、『いるの いないの』の制作秘話を交えながら、作品に描き出された怖さや、「怖い」を味わい愉しむこと、そしてその先に見えてくるものについて、お話をうかがいます。不思議な体験になるかもしれない、妖しいトークショー。ぜひご参加ください。

日 時:2012年6月8日(金)
    19:00〜21:00(18:30開場)

参加費:1,800円(当日精算)
予約制:電話または、メール(biblio@superedition.co.jp)にて、メール受付の場合は 件名「怪談絵本トーク希望」お名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。おって返信メールで予約完了をお知らせいたします。(定員70名)
Tel.03-3408-9482
電話予約受付:火〜土曜 12:00〜20:00
      日、祝日 12:00〜19:00
会 場:Bibliothèque(ビブリオテック)

※定員に達し次第、受付を終了させていただきます。
※当イベントではサイン会は行いません。ご了承ください。

【ゲストプロフィール】

京極夏彦(きょうごく・なつひこ)
小説家。1994年「姑獲鳥の夏」でデビュー。1996年『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞(長編部門)、1997年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花賞、2004年『後巷説百物語』で第130回直木賞、2011年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞、等受賞。

町田尚子(まちだ・なおこ)
画家。2002年より約6年間、『新潮45』の表紙を担当。装画に「ペギー・スー」シリーズ(角川書店)、「ドラゴンキーパー」シリーズ(金の星社)等。絵本に『小さな犬(白泉社)』『うらしまたろう(山下明生・文/あかね書房)』。作品集に『FERRISWHEEL』等。

東 雅夫(ひがし・まさお)
文芸評論家、アンソロジスト。1982年『幻想文学』を創刊し、2003年まで編集長を務める。現在、怪談専門誌『幽』編集長。2011年には著書『遠野物語と怪談の時代』で第64回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)を受賞。編纂書に『文豪怪談傑作選』『てのひら怪談』『稲生モノノケ大全』等、多数。

【書籍案内】

怪談えほんシリーズ(全5巻)  東 雅夫企画監修

宮部みゆき、京極夏彦らが贈る、本格派怪談えほん
「良質な怪談を通じて、豊かな想像力を養い、強い心を育んで欲しい」

『悪い本』宮部みゆき 作 × 吉田尚令 絵
『マイマイとナイナイ』皆川博子 作 × 宇野亜喜良 絵
『いるの いないの』京極夏彦 作 × 町田尚子 絵
『ゆうれいのまち』恒川光太郎 作 × 大畑いくの 絵
『ちょうつがい きいきい』加門七海 作 × 軽部武宏 絵

わずか800〜1,000字という研ぎ澄まされた言葉に現れる「凄み」と「妖しさ」。美しい絵にじわりとにじみ出る「怖さ」。宮部みゆき、京極夏彦ら当代屈指の作家と画家が、真摯に子どもと向き合い生まれた「怖い世界」は、本物であるがゆえに、心を芯から震え上がらせる。湧きいでたる恐怖に、大人までもがおののき、真の怖さの意味を知る。今までに類を見ない、美しくも深みのある「怪談えほん」、この良質な怪談の世界をすべての子どもたちに味わって欲しい。

怪談えほん〈第1期〉全5作品、全国書店にて好評発売中。
Bibliothèque店頭、当イベントにても販売いたします。
待望の第2期も始動! 乞うご期待!
岩崎書店/各1,575円