[第37回ビブリオテック文明講座]
『White』(edition nord)刊行記念
鈴木理策(写真家)×橋本一径(表象文化論)トークショー
「瞬間の写真/写真の瞬間」
降りつもる雪が放つ白い光を追いつづけてきた鈴木理策氏の仕事が、一冊の写真集に結実します。
色彩としての白、物質としての光を記録する写真集『White』の刊行を記念し、その美学的な探求のプロセスを明らかにするトークショーを開催します。写真として眼に映るものの可能性と不可能性をめぐって、「稲妻写真論」を上梓されたばかりの橋本一径氏と対談していただきます。
トークショー終了後、サイン会を行います。
[日時]2012年11月3日(土・祝)15:00〜17:00(14:30開場)
[参加費]1,500円(当日精算)
[予約制]メールまたは電話にて受付。
●メール受付:件名「鈴木理策トーク希望」にてお名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。
おって返信メールで予約完了をお知らせいたします。
●電話予約受付:火〜土曜 12:00〜20:00/日、祝日 12:00〜19:00
※定員80名様
※お席確保ため、イベント1週間前から当日(10/27〜11/3)のキャンセルは、キャンセル料(1,500円)
が発生します。予めご了承ください。また定員に達し次第、キャンセル待ち番号のご案内となります。
お席をご案内できる場合のみ、イベント前日午後5時まで随時ご連絡させていただきます。
[会 場]Bibliothèque(ビブリオテック)
ゲストプロフィール:
鈴木理策
1963年和歌山県新宮市生まれ。写真家、東京芸術大学美術学部先端芸術表現科准教授。
写真集に『Kumano』『Piles of Time』(ともに光琳社出版)、『Saskia』(リトル・モア)、『Mont Sainte Victoire』(Nazraeli Press)、『熊野 雪 桜』(淡交社)、『遠野(Punktum Times No.12)』(Punktum)などがある。
橋本一径
1974年東京都生まれ。早稲田大学文学学術院准教授。表象文化論・身体論専攻。著書に『指紋論』(青土社)、訳書にジョルジュ・ディディ=ユベルマン『イメージ、それでもなお』(平凡社)、ピエール・ルジャンドル『同一性の謎』(以文社)、ジョルジュ・ヴィガレロ編『身体の歴史 第1巻』(共訳、藤原書店)などがある。「稲妻写真論」を「photographers’ gallery press」最新号(no. 11)にて発表予定。
書籍情報:『White』
写真:鈴木理策
発行:edition nord
●『熊野 雪 桜』以降の到達点、光そのものへのリフレクション
鈴木理策写真集『White』
B4判変形(267×389mm)・平綴じ・厚紙ハードカバー/約56頁/カラー/予価4,725円(本体4,500円+税)/限定1000部/ISBN978-4-9906656-0-9 C3072/発行 edition nord/発売 ソリレス書店/2012年10月下旬刊行予定
「雪の結晶は、天から送られた手紙である」
この著名な言葉で知られる物理学者・中谷宇吉郎のテクストに導かれ、
写真家は2004年以来、雪そのものへレンズを向け始める
8×10インチの大判カメラを携え、北海道 十勝岳、青森県 八甲田山に分け入り、白い世界と毎年対峙する
シリーズ「White」と名付けられた写真群は、いま1冊の本に編まれる
写真家 鈴木理策と、グラフィック・デザイナー 秋山伸とのコラボレーション
雪が放つ白い光を、白い紙にうつしとる、極限的な試み
価格4,725円(税込)
当日会場にて販売いたします。