2012.11.24 青山真治×上野昂志トークショー[旧ビブリオテック]

[第40回ビブリオテック文明講座]

『田村孟全小説集』(航思社)刊行記念
青山真治(小説家・映画監督)×上野昂志(評論家)トークショー
「小説と映画──物語/歴史のつむぎ方 田村孟の仕事」

60-70年代、あらゆる表現ジャンルがみずからのありようと戦後日本を根源的に問い直し、前衛的な挑戦をくりひろげたが、40年を経た現在、それらはいかに継承されているのか。この時期に、大島渚・長谷川和彦らの映画の脚本とともに、小説を発表した田村孟の作品をめぐり、そうした歴史性を縦軸に、小説と脚本、描写と語りなど、ジャンルに固有の/ジャンルを越境する、それらの差異性と同一性を横軸に、縦横無尽に語り尽くします!

[日時]2012年11月24日(土)15:00〜17:00(14:30開場)

[参加費]1,500円(当日精算)

[予約制]メールまたは電話にて受付。

●メール受付:件名「青山×上野トーク希望」にてお名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。
おって返信メールで予約完了をお知らせいたします。

●電話予約受付:火〜土曜 12:00〜20:00/日、祝日 12:00〜19:00

※定員80名様

※お席確保ため、イベント1週間前から当日(11/17〜11/24)のキャンセルは、
キャンセル料(1,500円)が発生します。予めご了承ください。
また定員に達し次第、キャンセル待ち番号のご案内となります。
お席をご案内できる場合のみ、イベント前日午後5時まで随時ご連絡させていただきます。

[会 場]Bibliothèque(ビブリオテック)

協力:航思社

ゲストプロフィール:
青山真治(あおやま・しんじ)
小説家・映画監督。
1964年生まれ。立教大学卒業。96年に劇場映画『Helpless』を初監督。2000年の『EUREKA』はカンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞・エキュメニック賞を受賞。11年、『東京公園』がロカルノ映画祭金豹賞を受賞。小説では01年に『ユリイカ』で三島賞受賞。

上野昂志(うえの・こうし)
評論家。
1941年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程修了(中国文学専攻)。映画、文学、写真、美術、漫画、音楽など、多岐にわたる評論活動を展開。著書に『紙上で夢みる』『戦後60年』『写真家東松照明』『映画全文』など。

著者プロフィール:
田村孟(たむら・つとむ)
脚本家・映画監督。
1933-1997年。東京大学文学部国文科卒業。大島渚、篠田正浩、長谷川和彦、藤田敏八などの映画の脚本家として活躍。その一方、70年代に8篇の小説を発表、73年の「蛇いちごの周囲」は文学界新人賞受賞、芥川賞候補。
主な映画脚本作品は、『白昼の通り魔』『日本春歌考』『無理心中 日本の夏』『絞死刑』『帰って来たヨッパライ』『新宿泥棒日記』『少年』(以上、大島渚監督)、『青春の殺人者』(長谷川和彦監督)、『瀬戸内少 年野球団』『舞姫』(篠田正浩監督)、『十八歳、海へ』『波光きらめく果て』(以上、藤田敏八監督)など。

書籍情報:『田村孟全小説集』
著者:田村孟(青木八束)
発行:航思社
大島渚・篠田正浩・長谷川和彦らの映画の脚本家にして、 数々の名うての作家・評論家をうならせた幻の小説家、田村孟=青木八束。
70年代の文壇を疾風のごとく駆けぬけ、今なお賛辞の声がやまない全8作(文學界新人賞を含む)を、没後15年にして初の単行本化。
栞(別刷り)の執筆者: 青山真治、荒井晴彦、上野昂志、松田政男

特別価格:6,500円(税込)
当日会場にて販売いたします。

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田村孟氏