柳下毅一郎(映画評論家)×粂田文(ドイツ文学)トークショー
『ベルリン・アレクサンダー広場』(監督:R・W・ファスビンダー)公開記念
デーブリーン/ファスビンダー
二人の/二つの『ベルリン・アレクサンダー広場』
1920年代末のベルリン。戦争、失業、犯罪の増加、ファシズムの台頭…。
2013年3月、およそ10年ぶりに劇場公開されるライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督の集大成的超大作『ベルリン・アレクサンダー広場』。その公開を記念し、ファスビンダーに造詣が深く、外国文学の翻訳を多数手掛ける映画評論家の柳下毅一郎さんと、本作品の字幕翻訳と昨年40年ぶりに復刊されたアルフレート・デーブリーンによる原作小説の改訂訳に携われた粂田文さんをお迎えし、デーブリーンとファスビンダー、それぞれの「アレクサンダー広場」について、両者の比較を交えながらその魅力を語り合っていただきます。
[日時]2013年3月10日(日)15:00〜17:00(14:30開場)
[参加費]1,500円(当日精算)
[予約制]メールまたは電話にて受付。
●メール受付:件名「柳下×粂田トーク希望」にてお名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。
おって返信メールで予約完了をお知らせいたします。
●電話予約受付:火〜土曜 12:00〜20:00/日、祝日 12:00〜19:00
※定員80名様
※お席確保ため、イベント1週間前から当日(3/3〜3/10)のキャンセルは、キャンセル料(1,500円)
が発生します。予めご了承ください。また定員に達し次第、キャンセル待ち番号のご案内となります。
お席をご案内できる場合のみ、イベント前日午後5時まで随時ご連絡させていただきます。
[会 場]Bibliothèque(ビブリオテック)
協力:株式会社アイ・ヴィー・シー(http://www.ivc-tokyo.co.jp/)
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ゲストプロフィール:
柳下毅一郎(やなした・きいちろう)
特殊翻訳家、映画評論家、殺人研究家。東京大学工学部建築学科卒業後、雑誌「宝島」等の編集者を経てフリーに。幅広い分野を横断する評論活動と外国文学やグラフィック・ノベルなどの翻訳を手がける。著書に『興行師たちの映画史 エクスプロイテーション・フィルム全史』(青土社)、『シネマ・ハント』(エスクァイアマガジンジャパン)、『新世紀読書大全 書評1990-2010』(洋泉社)など。訳書にJ・G・バラード『クラッシュ』(創元SF文庫)、ジーン・ウルフ『ケルベロス 第五の首』(国書刊行会)、アラン・ムーア/エディ・キャンベル『フロム・ヘル』(みすず書房)などがある。
粂田文(くめだ・あや)
上智大学でドイツ文学を学び、在学中にベルリンに留学。近年はマルセル・バイヤーなどドイツの現代作家にも関心を広げ、大学で映画の上映会なども企画している。2012年、アルフレート・デーブリーン『ベルリン・アレクサンダー広場』(早川守俊訳 河出書房新社)の復刊の際には翻訳改訂に携わっており、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督の『ベルリン・アレクサンダー広場』でも渋谷哲也氏と共に字幕翻訳を手掛ける。現在、上智大学ほかで大学非常勤講師として教鞭をとっている。
[映画『ベルリン・アレクサンダー広場』公開情報]
3/16(土)〜4/5(金)3週間限定ロードショー
ユーロスペース 渋谷文化村前交差点左折 03-3461-0211 www.eurospace.co.jp/
ニュー・ジャーマン・シネマの鬼才、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーの集大成的超大作、全14話、15時間の圧倒的体験!
[DVD・ブルーレイ情報]
3/29 『ベルリン・アレクサンダー広場』Blu-ray BOX&DVD-BOX発売!
Blu-ray BOX 定価30,000円(税別)
DVD-BOX 定価2,5000円(税別)
[書籍情報]
『ベルリン・アレクサンダー広場』
著者:アルフレート・デーブリーン 訳:早崎守俊
出版社:河出書房新社
定価4,700円(税別)
『ユリシーズ』『特性のない男』等と並ぶ20世紀前半の前衛文学の伝説的名作が40年ぶりに復活。20年代ベルリンのある男の彷徨とともに都市と人間の相克を実験的に描く巨編。
『ファスビンダー、ファスビンダーを語る』【第1巻(1969〜1973)】
編者:ローベルト・フィッシャー
訳:明石政紀
出版社:boid
予価:2,200円(税別) 2013年2月下旬発売予定!
演劇時代から死の直前まで、その活動のすべてをありのままに語る、
ファスビンダーの完全版インタビュー集(全3巻)。