こんにちは。
ビブリオテックでは伝説のグラフィック洋雑誌『AVANT GARDE『『EROS』『EGOISTE』『The Manipulator』『Push pin Graphic』などを展示閲覧しております。現在のデザインも源流たる、ミルトン・グレイザー、シーモア・クワスト、ハーブ・ルバーリンなどが手がけた雑誌を手にとってご覧いただけます！！
『AVANT GARDE』AD:ハーブ・ルバーリン “雑誌”の特集があると必ず紹介される本誌を、手に触れたことのある読者は少ないのではないだろうか。機知と諧謔に溢れた本誌を頁をめくれば、我々は既に事件の渦中にいる。
『EROS』:性や人種問題など、表現の厳しかった1960年代初頭のアメリカ。自由を求めて「エロス」という時代のタブーに真っ向勝負を挑んだ雑誌。豪華なハードカバーと上質なアート紙という、雑誌の常識を超えた装丁。編集者は、ラルフ・ギルズバーグ。アートディレクターはハーブ・ルバーリン。稀代の黄金コンビによる確信犯的な匂いすら感じられる雑誌。
『EGOISTE』:パリ発のスノビッシュなビジュアル誌。1977年の創刊以来、現在までの刊行はたった14号。時間と資金をたっぷりかけ、モードからアート、哲学までの広範な内容を、すべてモノクロームでシックにまとめた誌面は、美と知性の結晶。
『The Manipulator』：発行編集はWilhelm Moser&David Colby。ドイツ発、B2サイズのハイレベルな大型写真雑誌。発売当時は洋書店などでManipulator専用ビニール袋付でまるめて並べて販売されていた。90年代「雑誌は大きければオモシロイ」そんな流れが洋雑誌、そして日本のヴィジュアル雑誌にも影響し、『18℃』『VISAGE』『EXIT』等の伝説の雑誌が生まれた。
『Push Pin Graphic』：1954年に、シーモワ・クワスト、ミルトン・グレイザーは、現在のプッシュピン・グループの前身であるプッシュピン・スタジオを設立する。サイン、広告やアニメーション、レコードジャケット、本、雑誌、ポスター、パッケージ、イラストレーションの分野で広く活躍するデザイン集団。彼らの活動は、世界中、そして日本においても和田誠他、数多くのイラストレーターに強い影響を与えた。