エスパス・ビブリオ(旧ビブリオテック)10月イベント決定 その②

[第54回 ESPACE BIBLIO 文明講座]

『アンリ・バルダ 神秘のピアニスト』(白水社)刊行記念
青柳いづみこトークショー「よみがえる十九世紀ヴィルトゥオーゾ」

フランス本国では「同世代のピアニストはみな彼を賞賛するのに、その演奏を聴いたことのある人は少ない、神秘のピアニスト」と評され、日本でも、「弾く曲とスタイルによって、何人ものバルダがいる感じ」と言われる多彩な表現力で、多くの音楽家たちから尊敬を集めるアンリ・バルダ。そのバルダの演奏の魅力と、それをはぐくんできた歴史的・地理的な背景、彼をユニークな存在にした一因である十九世紀から現在までのピアノ演奏法の流行の移り変わりまでを、音源と映像をまじえて、青柳いづみこ氏が語り尽くす。

[日時]2013年10月20日(日)
15:00〜17:00(14:30開場)

[参加費]1,500円(当日精算)

[予約制]メール(biblio@superedition.co.jp)または電話(Tel.03-6821-5703)にて受付。

●メール受付:件名「青柳いづみこトーク希望」にてお名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。おって返信メールで予約完了をお知らせいたします。

※定員70名様

[会 場]ESPACE BIBLIO(エスパス・ビブリオ)
地図→http://goo.gl/maps/uIPqv

協力:白水社

ゲストプロフィール:
青柳いづみこ(あおやぎ・いづみこ)
ピアニスト、文筆家。大阪音楽大学教授、日本ショパン協会理事。
フランス国立マルセイユ音楽院首席卒業。東京芸術大学大学院博士課程修了。90年、文化庁芸術祭賞受賞。著書に『翼のはえた指 評伝安川加壽子』(吉田秀和賞、白水社)、『青柳瑞穂の生涯』(日本エッセイストクラブ賞、平凡社ライブラリー)、『六本指のゴルトベルク』(講談社エッセイ賞、岩波書店、のち中公文庫)、『ピアニストが見たピアニスト』(白水社、のち中公文庫)、CDに「ロマンティック・ドビュッシー」(ミュージックペンクラブ賞)など。最新盤はヴァイオリニスト、クリストフ・ジョヴァニネッティとのデュオ、「ミンストレル」(コンティ二ュオ・クラシックス)。

アンリ・バルダについて:
エコール・ノルマル音楽院教授。1941年エジプト・カイロ生まれのユダヤ系フランス人。クラシック音楽界の中心地から離れて育ったために、演奏方法の流行にのみこまれず、十九世紀の大演奏家たちの流れをくむピアニストから直接教えを受けた。1981年に初来日、2002年よりリサイタルや講師として何度も来日している。
http://www.concert.co.jp/artist/henri_barda/
アンリ・バルダ来日公演情報(東京都交響楽団と共演)
http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/detail/detail.php?id=620

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書籍情報:
『アンリ・バルダ 神秘のピアニスト』
著者:青柳いづみこ
出版:白水社
ピアニストおよび文筆家として活躍する著者が、アンリ・バルダの人物像から演奏スタイルの背後にあるものまで凝視し書ききった一冊。評論の読みごたえと、ノンフィクションのスリル、小説の美しさを兼ね備えた長編エッセイ。
定価2310円(本体2200円)