工藤庸子(仏文学者)×鴻池朋子(現代アーティスト)トークショー決定!

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[第58回 ESPACE BIBLIO 文明講座]

工藤庸子(仏文学者)×鴻池朋子(現代アーティスト)
トークショー「ペロー『昔話』:太古の夢想の森へ」

工藤庸子訳・解説『いま読むペロー「昔話」』(羽鳥書店)刊行記念

「赤頭巾」や「眠れる森の美女」「青ひげ」などで知られるシャルル・ペローの『昔話』8篇を新たに訳した『いま読むペロー「昔話」』の刊行を記念して、訳者の工藤庸子さんと、装画を描き下した鴻池朋子さんのトークショーを行います。少女や狼、森などをモティーフにとりいれ、「神話」と戯れる日本の現代アートと、生まれ変わったフランス古典文学とのコラボレーションが実現。読者をペローの世界へと妖しく惹きつける、イメージ豊かな装いの書物が誕生しました。「昔話」を手がかりに、物語の世界の奥深さと魅力を語り合っていただきます。

[日時]2013年11月22日(金)
19:00〜21:00(18:30開場)

[参加費]1,500円(当日精算)

[予約制]メール(biblio@superedition.co.jp)または電話(Tel.03-6821-5703)にて受付。

●メール受付:件名「工藤氏+鴻池氏トーク希望」にてお名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。おって返信メールで予約完了をお知らせいたします。

※定員70名様

[会 場]ESPACE BIBLIO(エスパス・ビブリオ)
地図→http://goo.gl/maps/uIPqv

協力:羽鳥書店


ゲストプロフィール:
工藤庸子(くどう・ようこ)
1944 年生まれ。東京大学名誉教授。専門はフランス文学、ヨーロッパ地域文化研究。[主な著書]『小説というオブリガート』(東京大学出版会、1996年)、『恋愛小説のレトリック』(同、1998年)、『ヨーロッパ文明批判序説』(同、2003年)、『フランス恋愛小説論』(岩波新書、1999年)、『宗教vs.国家』(講談社現代新書、2007年)、最新刊に『近代ヨーロッパ宗教文化論』(東京大学出版会、2013年)。[主な訳書]プロスペール・メリメ『カルメン』(新書館、1997年)、コレット『わたしの修業時代』(ちくま文庫、2006年)、バルザック『ランジェ公爵夫人』(集英社,2008年)、コレット『シェリ』(左右社、2010年)。

鴻池朋子(こうのいけ・ともこ)
1960年秋田市生まれ。1985年に東京芸術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業後、玩具と雑貨の企画、デザインの仕事に携わる。1998年より絵画、彫刻、アニメーション、絵本などの手法を駆使したインスタレーションで現代の神話を描き続けている。2013年は、サンフランシスコでの個展のほか、「山へ登り、山村を探索し、未来の旅人を想定して新たなる東北の地図を描き、半年かけて山小屋に作品を設置する」という2年がかりの「美術館ロッジ作戦」を秋田県の森吉山避難小屋で果たすなど、活動の幅はますます広がっている。[主な著書]『みみお』(青幻舎、2001年)、『インタートラベラー 死者と遊ぶ人』(羽鳥書店、2009年)、『焚書 World of Wonder』(同、2011年)。

書籍情報:
工藤庸子訳・解説『いま読むペロー「昔話」』
本体価格2000円(税込2100円) B6判・上製・218頁
赤ずきんに「赤い」頭巾をかぶせ、猫に「長靴」をはかせた、17世紀フランスの宮廷作家シャルル・ペロー。世界中で読み継がれてきたペローの『昔話』は、もともと大人向けの読み物として貴族の文芸サロンで誕生した。民間伝承と宮廷文化との出会いから生まれた物語の背景をふまえ、仏文学者・工藤庸子が新たに訳す。充実の解説付。[主要目次]眠れる森の美女/赤頭巾/青ひげ/猫の大将 または長靴をはいた猫/仙女たち/サンドリヨン または小さなガラスの靴/巻き毛のリケ/親指小僧/訳者解説 ペロー『昔話』と三つの謎。
http://www.hatorishoten.co.jp/

鴻池朋子 『いま読むペロー「昔話」』カバーのための原画