日々を綴る 3冊

こんにちは。

本日はビブリオテックの蔵書のなかから、様々なジャンルの方々の日々の生活(それがそのまま表現行為だったりする。。。)を書きとめ(描きとめ)た本を紹介いたします。

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『全日記 小津安二郎』編纂:田中眞澄 フィルムアート社 1993年 限定版200部(外装ケース付)
日本映画の巨匠のひとり、現在はむしろ海外において影響を与えて続けている映画監督、小津安二郎の現存する日記を網羅したもの。ほとんどは手帖で残されており、様々な人間との交流も見るだけでも興味がかき立てられる。
戦前、戦中、戦後とさらに従軍日記も残されており貴重な昭和史の記録でもある。

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『富士日記』(上)(中)(下) 武田百合子 中公文庫
作家であり夫でもあった武田泰淳と過ごした富士山荘での日々を無垢な筆致で綴ったユニークな日記。日常のさりげない出来事や日々の食事の献立など武田家の生活がいきいきと描かれています。

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『Travels with pen, pencil and ink』David Hockney  Petersburg Press 1978年
アンディ・ウォホールと並びポップ・アートの第一人者の一人であるホックニーが1962年から1977年の間、世界中の旅先で日記代わりのように描いたドローイング等を集めてあります。モノクロの微細な筆致からクレヨンによる色彩豊かな絵までアーティストの様々な心象風景に触れることができます。以下本書の内容です。

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