吉田喜重×舩橋淳トークショー「未知なる小津安二郎に向けて」

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[第60回 ESPACE BIBLIO 文明講座]

小津安二郎生誕110年、没後50年記念
吉田喜重×舩橋淳トークショー
「未知なる小津安二郎に向けて」

「エロス+虐殺」「鏡の女たち」「秋津温泉」等で国際的評価の高い映画監督・吉田喜重氏は、生前の小津安二郎と直接交流のあった数少ない映画人。
そして舩橋淳監督は、「フタバから遠く離れて」「桜並木の満開の下に」等で注目されている若手映画作家。今年、NHK製作「小津安二郎・没後50年 隠された視線」(12月12日夜9:00〜9:59 NHK BSプレミアム)を監督し、その中で吉田氏とも小津論について対話を重ねています。
難解さとは全く相容れず、平易な日常ばかりを描く小津作品に我々はなぜなおも魅了され続けるのか。
お二人の小津論をさらに押し広げ、また既にある小津論をふまえつつ、未知なる、新たな小津安二郎について徹底的に語っていただきます。

[日時]2013年12月28日(土)
14:00〜16:00(13:30開場)

[参加費]1,500円(当日精算)

[予約制]メール(biblio@superedition.co.jp)または電話(Tel.03-6821-5703)にて受付。

●メール受付:件名「吉田氏×舩橋氏トーク希望」にてお名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。おって返信メールで予約完了をお知らせいたします。

※定員70名様

[会 場]ESPACE BIBLIO(エスパス・ビブリオ)
地図→http://goo.gl/maps/uIPqv

ゲストプロフィール:
吉田喜重(よしだ・きじゅう):
1933年生まれ。東大仏文科出身、映画監督。主な作品に『秋津温泉』『水で書かれた物語』『エロス+虐殺』『戒厳令』『人間の約束』『鏡の女たち』などがある。2008年3月末より7週間にわたり、パリ・ポンピドゥ・センターで、全劇映画作品とドキュメンタリーが回顧上映される。2010年10月、「映画監督五十周年 吉田喜重」の記念回顧上映が、東京国立近代美術館フィルムセンターで開催される。著書『小津安二郎の反映画』(岩波書店)は芸術選奨文部大臣賞、フランス映画批評家協会賞を受賞。アメリカ、フランス、イタリア、ブラジル、中国5カ国でも翻訳出版され、海外でも高い評価を得ている。

舩橋淳(ふなはし・あつし):
1974年大阪生まれ。東京大学教養学部卒業後、ニューヨークで映画製作を学ぶ。以降、日米両国で作品を監督し、「echoes」(2001)「BIG RIVER」(2006)「谷中暮色」(2009)などを公開。2012年には初のドキュメンタリー『フタバから遠く離れて』が世界中の映画祭で高い評価を得、現在各国で劇場公開中。2012年度キネマ旬報文化映画第7位。同名著作『フタバから遠く離れて』(岩波書店)も出版。新作劇映画『桜並木の満開の下に』は監督作として4作連続ベルリン国際映画祭へ正式招待の快挙を成し遂げた。最新作は「小津安二郎・没後50年 隠された視線」で、小津の命日/誕生日に放送予定。

映画情報:
生誕110年・没後50年記念 映画監督・小津安二郎
世界が愛した映画監督・小津安二郎の生誕110年・没後50年を記念して、デジタル修復された5作品を含む、現存する全作品を上映。
特集期間  前期:トーキー作品 11月23日(土・祝)~12月27日(金)
後期:サイレント作品 12月28日(土)~1月13日(月・祝)
※12月30日(月)~1月2日(木)は休館
上映劇場  神保町シアター