廣瀬 純トークショー「革命と現代思想」

[第61回 ESPACE BIBLIO 文明講座]

廣瀬 純トークショー「革命と現代思想」
『アントニオ・ネグリ 革命の哲学』(青土社)刊行記念

ネグリの日本初のモノグラフィとなる本書は、彼の核心にある「存在論」と「主体性」の問題に焦点をあて、そのマルクス主義的政治哲学と革命の理論を描き出すものです。そして、それと同時に、彼の理論との接合や比較によって、ドゥルーズやフーコー、ランシエール、バディウ、バリバールというおもにフランスを中心とする西洋の現代政治哲学の布置も浮かび上がらせます。
今回のイベントでは、以上の観点をもとに、さらにフランス現代政治哲学のひとつの起源でもあるアルチュセールへの言及なども交えつつ、ネグリの思想の今後の可能性を語っていただきます。

[日時]2014年1月25日(土)
15:00〜17:00(14:30開場)

[参加費]1,500円(当日精算)

[予約制]メール(info@espacebiblio.jp)または電話(Tel.03-6821-5703)にて受付。

●メール受付:件名「廣瀬氏トーク希望」にてお名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。おって返信メールで予約完了をお知らせいたします。

※定員70名様

[会 場]ESPACE BIBLIO(エスパス・ビブリオ)
地図→http://goo.gl/maps/uIPqv


著者プロフィール:
廣瀬 純(ひろせ・じゅん)
1971年生まれ、龍谷大学准教授。パリ第3大学博士課程中退。専門は、映画論・現代思想。著書に、『美味しい料理の哲学』(河出書房新社)、『闘争の最小回路』(人文書院)、『闘争のアサンブレア』(共著、月曜社)、『シネキャピタル』(洛北出版)、『蜂起とともに愛がはじまる』(河出書房新社)、『絶望論』(月曜社)。訳書に、パオロ・ヴィルノ『マルチチュードの文法』(月曜社)、ネグリ『芸術とマルチチュード』(共訳、月曜社)、ネグリ『未来派左翼』(NHK出版)、フランコ・ベラルディ(ビフォ)『NO FUTURE』(共訳、洛北出版)がある。

書籍情報:
『<帝国>』『マルチチュード』『コモンウェルス』などで最重要の思想家アントニオ・ネグリの思想の核心にあるものとは何か? 真のマルクス主義政治哲学を追求するネグリの思考の展望を、レーニンやドゥルーズに導かれ、そしてバディウやバリバールら同時代人との対決をみることで、気鋭の論者が鮮やかに描き出す。