市田良彦×浅田彰トークショー「反乱・主体化・階級闘争」

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[第63回 ESPACE BIBLIO 文明講座]

市田良彦×浅田彰トークショー「反乱・主体化・階級闘争」
市田良彦『存在論的政治』(航思社)刊行記念

上映:
ストローブ=ユイレ『ヨーロッパ2005年、10月27日』、
ストローブ『ジョアシャン・ガッティ』

福島原発事故以後、日本でも脱原発などを掲げた街頭行動がつづく。階級闘争から「新しい社会運動」への変遷とともに、こうした運動が市民権を得たかのように語られるが、新自由主義、さらには台頭する右翼に対抗できるのか。対抗するには何をなすべきか。ストローブ=ユイレの作品をみちびきに議論する。

[日時]2014年3月25日(火)
18:30〜20:30(18:00開場)

*18:30より上映開始(全14分)その後トークとなります

[参加費]1,500円(当日精算)

[予約制]メール(info@espacebiblio.jp)または電話(Tel.03-6821-5703)にて受付。

●メール受付:件名「市田氏×浅田氏トーク希望」にてお名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。おって返信メールで予約完了をお知らせいたします。

※定員70名様

[会 場]ESPACE BIBLIO(エスパス・ビブリオ)
地図→http://goo.gl/maps/uIPqv

主催:エスパス・ビブリオ、航思社
協力:アテネフランセ文化センター


市田良彦(いちだ・よしひこ):
神戸大学大学院教授。1957年生まれ。著書に『闘争の思考』『ランシエール 新〈音楽の哲学〉』『アルチュセール ある連結の哲学』『革命論』など。

浅田彰(あさだ・あきら):
批評家。1957年生まれ。著書に『構造と力』『逃走論』『映画の世紀末』『20世紀文化の臨界』など。

書籍情報:
『存在論的政治―反乱・主体化・階級闘争』
著者:市田良彦
発行:航思社
ネグリ、ランシエール、フーコーなど現代思想の最前線で、そして9.11、リーマンショック、世界各地の反乱、3.11などが生起するただなかで、歴史の最終審級からつむがれる政治哲学。
『闘争の思考』以後20年にわたる闘争の軌跡。
(フランスの雑誌『マルチチュード』掲載の主要論文も所収)

上映作品:
「ヨーロッパ2005年、10月27日」Europa 2005 27 octobre
(2006年/12分/DVD)
監督:ジャン=マリー・ストローブ、ダニエル・ユイレ
ストローブ=ユイレ初のDVによるシネトラクト(アジビラ映画)。05年秋、フランス全土で3週間にわたって起きた大規模な反乱。そのきっかけとなったクリシー=ス=ボワの変電所を撮影する。警察に追われていた15歳と17歳の移民少年が感電死したのだった。

「ジョアシャン・ガッティ」Joachim Gatti
(2009年/2分/DVD)
監督:ジャン=マリー・ストローブ
2009年7月8日、34歳の活動家、映画作家ジョアシャン・ガッティはモントルイユでデモ活動中、警官にフラッシュボールのゴム弾で撃たれ、片目が破裂し、視力を失った。本作では、事故以前の彼の写真にルソーのテクストがかぶさる。