古代文字のロマンをアートする「虎舟塾」

ワークショップ「古代文字のロマンをアートする「虎舟塾」」
講師:福島美生虎舟

古代文字とは、日常使っている漢字の原点となる象形文字です。
今から3.300年前の古代中国殷の時代に、亀の甲羅に熱した金属棒を差し込みそのひび割れ方で
占いをした結果の記録を甲羅に刻んだ文字が甲骨文字です。そして殷後期の青銅器に鋳込まれた
文字を金文といいます。その甲骨・金文を古代文字といいます。
甲骨・金文→篆書→隷書→草書→楷書→行書と発展していって今我々が使っている漢字となります。
古代文字は象形文字なので、その文字に意味・物語があります。
また象形文字が故に、プリミティブで絵のようなアートのような味わい深いのも古代文字の特徴です。

お稽古内容:古代文字って何? 象形文字の意味から漢字までの流れ、ライブ書き、自分で書いてみるワークショップ
篆刻制作、作品作り、作品展覧会、などをゆっくり、楽しく、深く進めます。

[日時]
7月2日(水)
7月16日(水)

*以後毎月第1、3水曜日に開催いたします。

午後①の塾:14:00〜16:00(13:45受付開始)
塾が終わったあと、約1時間くらい楽しく古代文字のお話をしながら懇親会をしましょう。

午後②の塾:17:30〜19:30(17:15受付開始)
塾が終わったあと、約1時間くらい楽しく古代文字のお話をしながら懇親会をしましょう。

[参加費(各回)]4600円(当日清算、和紙・墨、材料費込み、珈琲または紅茶付き)
※持ち物:墨入れカップ(100円ショップでOK)

[定員]10名様(各回)

[予約制]メール(info@espacebiblio.jp)または電話(Tel.03-6821-5703)にて受付。
●メール受付:件名「古代文字ワークショップ(7/2または7/16の「午後①の塾」もしくは「午後②の塾」のどちらか)希望」にてお名前・電話番号・参加人数 をお知らせ下さい。返信メールで予約完了をお知らせいたします。

↓下の文字は「母」「子」という字です。「女」の字に赤ちゃんが出来、おっぱいが付くと「母」の字になります。女の人が子供を好愛する形で「好」きの文字になりす。だから「好」きには「女」と「子」の字があるんですね。

profile_7.jpg

福島美生虎舟 プロフィール

小さい頃から絵が好きで、甲子園目指して野球に熱中した中高時には独学で水墨画を学習。
大阪芸大でグラフィックデザイン、リアルアート、水墨画などアート制作を学ぶ。
広告代理店でクリエイターとして、資生堂、サッポロビール、ロッテなど沢山のCMキャンペーンを手掛る傍ら、甲骨・金文の古代文字を、この道の第一人者である、亀甲会の「加藤光峰先生」に、また楷書、行書、草書、かなの書を、書道界のカリスマ、「矢萩春恵先生」に師事。
10年近く上野の森美術館での亀甲展に、畳9畳大の大作を中心に発表しながら古の古代文字の魂、
ロマンと、現代の漢字かなの線質を深く追い求める。
また水墨画「至福の女シリーズ」を独自の表現で、内面の表情まで追い求めて制作中。

今年、2014年3月、渋谷東急文化村ギャラリーで「至福の古代文字・至福の女水墨画のコラボレーション」の個展を開催。3,300年前の漢字の原点、古代文字(甲骨・金文)のロマン・物語と、至福の女を意味づけして表現し700人近くの多くの方にご来場いただく。一人一人に解説しながら観てもらい、古代文字の持つ意味と、水墨画の繊細な線、墨の大胆な表現が面白いとの多くの声に、大変うれしく有意義な個展となった。
●昨年から早稲田大学で「和の文化・古代文字のロマン」という授業をワークショップ形式でやっている。

2002年:●上野の森美術館・亀甲展で大作他3点発表  ●渋谷電力館・亀甲展に出品
2003年:●上野の森美術館・亀甲展で大作他3点発表 ※芸術新聞社賞を受賞
2003年:●日本橋紙画廊・亀甲展に出品  ●新宿駅プロムナード画廊・亀甲展に出品
2004年:●上野の森美術館・亀甲展で大作他3点発表  ●新宿駅プロムナード画廊・亀甲展に出品
2005年:●上野の森美術館・亀甲展で大作他3点発表  ●渋谷三木武夫元首相邸にて亀甲展に出品
2005年:●新宿プロムナード画廊・亀甲展に出品
2006年:●上野の森美術館・亀甲展で大作他数点発表  ●青山ホワイト画廊・亀甲展に出品
2006年:●新宿プロムナード画廊・亀甲展に出品
2007年:●上野の森美術館・亀甲展で大作他数点発表  ●新宿プロムナード画廊・亀甲展に出品
2008年:●上野の森美術館・亀甲展で大作他数点発表  ●新宿プロムナード画廊・亀甲展に出品
2009年:●上野の森美術館・亀甲展で大作他数点発表  ●新宿プロムナード画廊・亀甲展に出品
2014年:●渋谷東急文化村ギャラリーで個展 「至福の古代文字・至福の女水墨画」のコラボレーション