吉田喜重、舩橋 淳による連続対話シリーズ(全6回+追加講演)「まだ見ぬ映画言語に向けて」

[第82回 ESPACE BIBLIO 文明講座]

吉田喜重、舩橋 淳による連続対話シリーズ(全6回+追加講演)
「まだ見ぬ映画言語に向けて」

!緊急告知!
2015年1月31日(土)追加講演決定!

全く異なる世代の二人の映画作家・吉田喜重と舩橋淳が、今も新たな息吹を生み続ける映画という芸術表象について、徹底考察する。自らの映画史を遡行しつつ、それを現代に繋げ、新たな芸術表現の可能性を切り開く。同時代の感性をいったん切り離し、映画とは何か、をその深層に向かって問い続ける作業。それは映画表現の自己優位性とその欺瞞を問いただすと同時に、それを突き抜ける映画思考のありようを見定め、まだ見ぬ来るべき映画の次世紀を予見するための、生産的な言葉の出逢いとなるだろう。

[開催日程]2014年7月~12月(月1回開催)*単日・複数日参加いずれも可
第1回:7月26日(土)映画の原点 〜何故われわれは映画監督になるのか~→終了
第2回:8月30日(土)映画の現場論 〜映画製作の変遷と行方~→終了
第3回:9月27日(土)映画言語とは何か ~映像/言語/現実の共鳴〜→終了
第4回:10月25日(土)映画の肉体→終了
第5回:11月29日(土)映画と権力 ~その負の歴史を見据えるために~→終了
第6回:12月27日(土)映画とその時代性 ~映画は『現在』を超えられるのか~
追加講演:2015年1月31日(土)(テーマは当日のお楽しみ)

[開催時間]14:00~16:30(13:30開場)

[参加費]各日1,500円(当日精算)
予約制:電話または、メール(info@espacebiblio.jp)にて受付。

●メール受付:件名「吉田氏×舩橋氏対話希望」・参加希望日(単日・複数日いずれも可)・お名前・電話番号・参加人数、をお知らせ下さい。おって返信メールで予約完了をお知らせいたします。

※定員70名様

[会 場]ESPACE BIBLIO(エスパス・ビブリオ)
地図→http://goo.gl/maps/uIPqv


ゲストプロフィール:
吉田喜重(よしだ・きじゅう):
1933年生まれ。東大仏文科出身、映画監督。主な作品に『秋津温泉』『水で書かれた物語』『エロス+虐殺』『戒厳令』『人間の約束』『鏡の女たち』などがある。2008年3月末より7週間にわたり、パリ・ポンピドゥ・センターで、全劇映画作品とドキュメンタリーが回顧上映される。2010年10月、「映画監督五十周年 吉田喜重」の記念回顧上映が、東京国立近代美術館フィルムセンターで開催される。著書『小津安二郎の反映画』(岩波書店)は芸術選奨文部大臣賞、フランス映画批評家協会賞を受賞。アメリカ、フランス、イタリア、ブラジル、中国5カ国でも翻訳出版され、海外でも高い評価を得ている。

舩橋淳(ふなはし・あつし):
1974年大阪生まれ。東京大学教養学部卒業後、ニューヨークで映画製作を学ぶ。以降、日米両国で作品を監督し、『echoes』(2001)『BIG RIVER』(2006)『谷中暮色』(2009)などを公開。2012年には初のドキュメンタリー『フタバから遠く離れて』が世界中の映画祭で高い評価を得、現在各国で劇場公開中。2012年度キネマ旬報文化映画第7位。同名著作『フタバから遠く離れて』(岩波書店)も出版。新作劇映画『桜並木の満開の下に』は監督作として4作連続ベルリン国際映画祭へ正式招待の快挙を成し遂げた。最新作は『小津安二郎・没後50年 隠された視線』(昨年小津の命日/誕生日にNHKで放送)、「フタバから遠く離れて 第二部」(公開中)