[第86回 ESPACE BIBLIO 文明講座]
映画『やさしい女』(デジタル・リマスター版)公開記念
猫沢エミ×五所純子
“映画の中の女”について語るトークイベント
進行:猫沢エミ
監督:ロベール・ブレッソン×原作:ドストエフスキー×女優:ドミニク・サンダ×1969年=映画「やさしい女」。日本での初公開は1986年。約26年ぶりになる劇場でのデジタル・リマスター版公開に向けて、トークイベントを開催します。
2002年よりパリ在住現在も日本とフランスと行き来するミュージシャンであり、エッセイストの猫沢エミさんの進行で、ゲストに五所純子さんを迎えて、”映画の中の女”をテーマにお話いただきます。また原作ドストエフスキーについて、ブレッソンについて素朴な感想、意見などもお聞き出来ると思います。今、この映画を見に行く前に、知っておきたいブレッソン映画の女。ぜひこの機会にお越しください。
[日時]2015年3月28日(土)
14:30→16:00(14:00開場)
[参加費]1,500円(当日精算)
[予約制]メール(info@espacebiblio.jp)または電話(Tel.03-6821-5703)にて受付。
●メール受付:件名「3/28″映画の中の女”トーク希望」にてお名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。おって返信メールで予約完了をお知らせいたします。
●電話受付:03-6821-5703(月→土11:30→20:00/日・祝 休)
※定員60名様
[会 場]ESPACE BIBLIO(エスパス・ビブリオ)
地図→http://goo.gl/maps/uIPqv
ゲストプロフィール:
猫沢エミ(ねこざわ・えみ)
ミュージシャン、エッセイスト、映画解説、Bonzour Japon編集長。1996年、コロムビア・トライアドレーベルよりデヴュー。2002年よりパリ在住。音楽活動のほか、映画解説、文筆業など幅広い分野で活動中。2007年より、フランスに特化したフランコ・ジャポネフリーペーパー’Bonzour Japon’編集長。現在は、パリと東京を行き来する生活。最新刊は『東京下町時間』/パイ インターナショナル+PIE BOOKS。 他著書に「猫と生きる。」/辰巳出版 「パリ季記」/地球丸 「Week-end à Paris」/白夜書房 「パリ通信」/主婦の友社 がある。
五所純子(ごしょ・じゅんこ)
文筆家。エッセイと創作と批評の間をぬうような言語で雑誌・書籍に寄稿多数。著書『スカトロジー・フルーツ』(天然文庫)、共著『ゼロ年代の音楽 ビッチフォーク編』(河出書房新社)など。日めくりブログ「ツンベルギアの揮発する夜」http://d.hatena.ne.jp/goshojunko/
映画情報:
『白夜』に先駆けてつくられた、ドストエフスキー傑作短篇の映画化。
ブレッソンの初カラー作品がデジタル・リマスター版でよみがえる。
原作は、ドストエフスキーの短篇のなかでも最高傑作と呼ばれる『やさしい女』(『やさしい女・白夜』講談社文芸文庫)。ブレッソンは原作のプロットを守りながらも、物語の舞台をロシアから現代(60年代後半)のパリへと移し、大胆な翻案を施した。また本作は、『スリ』『バルタザールどこへ行く』など、モノクロの厳格な画面作りを続けてきたブレッソンの初カラー作品。美しいカラー画面を手がけるのは、ジャック・ドゥミ『ロシュフォールの恋人たち』の撮影監督ギスラン・クロケ。1986年の日本公開以来ほとんど上映機会がなく、ソフト化もされていない貴重な映像が、このたびデジタル・リマスター版でよみがえる。
4月4日(土)より、新宿武蔵野館にてロードショー!
予告編→https://www.youtube.com/watch?v=Ram8D5l4HEA&feature=youtu.be
公式HP→http://mermaidfilms.co.jp/yasashii2015/