2016.1月~3月 稲葉宏爾トークショー『パリ右眼左眼』(第Ⅲ期:全3回)

稲葉宏爾トークショー(第Ⅲ期:全3回)
『パリ右眼左眼』
~異邦人のパリ、パリ近郊の2つの家~

70〜80年代に全盛時代の雑誌『クロワッサン』『アンアン』『エル・ジャポン』などのアート・ディレクターをつとめた稲葉宏爾氏。 1987年よりパリに在住している稲葉氏をお招きして今のパリの魅力を存分にお話ししていただきます。

第一回:「シャルトルのピカシェットの家」OLYMPUS DIGITAL CAMERA
パリから1時間、世界遺産の大聖堂で知られるシャルトルの町はずれに、拾い集めた皿の破片によるモザイクで覆い尽くされた小さな家がある。外壁だけでなく天井も家具もも庭も色鮮やかな皿のかけら。墓地清掃人イシドールがその半生をかけて創り上げたアールブリュットの傑作を紹介する。
日 時: 2016年1月23日(土)
15:00~17:00(14:30開場)

第二回:「異邦人のパリ、その街と暮らし」OLYMPUS DIGITAL CAMERA
また悲惨なことが起きてしまった。パリは異国からきた多様な人たちが、互いに他の存在を認めながら共生する街なのに。アラブやアフリカなどイスラム圏の人たちが住む街、ユダヤ人街、インド人街、中華街‥‥を巡り、併せて稲葉由紀子著『パリ、異邦人たちの味』から、その生活や料理を紹介する。
日 時: 2016年2月13日(土)
15:00~17:00(14:30開場)

第三回:「FOUJITA(藤田嗣治)の家」Exif_JPEG_PICTURE
戦後パリに戻ったフジタは、パリ南郊の村に古い農家を手に入れ、最後の8年間を過ごした。面相筆や墨・硯もある屋根裏のアトリエには、最後の大作ランスの礼拝堂の祭壇画のための習作が遺され、ブリキ細工などの手仕事で飾られた居間や食堂に、波乱に満ちたフジタ像とは違った一面が見られる。
日 時: 2016年3月19日(土)
15:00~17:00(14:30開場)

[参加費]:各日1,500円(要予約)

[予約制]メール(info@espacebiblio.jp)または電話(Tel.03-6821-5703)にて受付。

メール受付:件名「稲葉氏トーク希望」参加希望日(複数日・各日受付可)・お名前・電話番号・参加人数、をお知らせ下さい。
おって返信メールで予約完了をお知らせいたします。

電話受付:03-6821-5703(火→土11:30→20:00)

定員60名

[会 場]ESPACE BIBLIO(エスパス・ビブリオ)
地図→http://www.espacebiblio.jp/?page_id=2

講師プロフィール:

稲葉宏爾(いなば・こうじ) 北海道生まれ。東京教育大学教育学部芸術学科構成専攻卒業。 集合denの代表として、1970~90年代にかけて多くの雑誌や書籍のデザイン、アート・ディレクションを手がける。 1987年から、家族とともにパリ郊外に在住。 著書に『パリ右眼左眼』、『パリからの小さな旅』、『ガイドブックにないフランスぶらぶら案内』(CCCメディアハウス)、『世界歴史の旅 フランス1・2』、『世界歴史の旅 パリ 建築と都市』(ともに福井憲彦と共著・山川出版社)、『路上観察で歩くパリ』(角川書店)、『改訂版 ガイドブックにないパリ案内』(CCCメディアハウス)など。 ブログ『ばにゅうのやど』 HYPERLINK “http://inabagneux.blogspot.com/

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関連書籍情報: 『パリ、異邦人たちの味』
著:稲葉由紀子
発行:CCCメディアハウス
1月27日刊行決定、予価1,700+税