『大人のためのメディア論講義』(筑摩書房)刊行記念イベント
石田英敬 ブックトーク
「大人のためのメディア論」レクチャーと対話
モデレータ:牛田圭一
メディア論と記号論、とくに19世紀以後のメディア・テクノロジーの発達と人間文明との関係を研究する、メディア記号論の旗手 石田英敬氏を招いて、近著『大人のためのメディア論講義』(ちくま新書)の刊行を機会に、人間文明とメディアとの古くて新しい関係を、やさしく楽しく深く語り合うビブリオトークの夕べ。東京大学エグゼクティブ・マネジメント・プログラム(東大EMP)の修了生で、リクルートライフスタイル 執行役員 牛田圭一氏がモデレータを務める。
[日時]2016年3月9日(水)19:00〜21:00(18:30開場)
[参加費]1,500円(当日精算)
[予約制]メール(info@espacebiblio.jp)
または電話(Tel.03-6821-5703)にて受付。
●メール受付:件名「3/9 石田氏対話希望」にて
お名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。
おって返信メールで予約完了をお知らせいたします。
●電話受付:03-6821-5703(火→土11:30→20:00)
※定員60名様
[会 場]ESPACE BIBLIO(エスパス・ビブリオ)
地図→http://www.espacebiblio.jp/?page_id=2
〒101-0062
東京都千代田区神田駿河台1-7-10 YK駿河台ビルB1F
電話:03-6821-5703
[ゲストプロフィール]
石田英敬(いしだ・ひでたか)
東京大学教授。同大学院情報学環・学環長、東京大学附属図書館副館長など歴任、2012年より同大学院総合文化研究科教授・同情報学環教授(兼担)、その間、パリ第7大学、パリ第8大学客員教授、パリ哲学コレージュ・プログラムディレクターなども務める。
専門は、記号学、メディア論。とくに19世紀以後のメディア・テクノロジーの発達と人間文明との関係を研究するメディア記号論の分野で日本を代表する研究者。情報技術を活用した人文学的研究としてテレビ記号論や情報記号論の研究展開を主導してきた。近年は人文知の閉塞状況を批判しメディア時代に応えうる新しい人文学として「新しい〈記号の学〉」を提唱している。
主な編著書に、『デジタル・スタディーズ』全三巻(『1メディア哲学』、『2メディア表象』『3メディア年』 東京大学出版会 2015)、『自分と未来の作り方 情報産業社会を生きる』(岩波ジュニア新書 2010)、『現代思想の教科書』(ちくま学芸文庫 2010)、『知のデジタル・シフト』(弘文堂 2006)、『記号の知/メディアの知』 (東京大学出版会 2003)、『シリーズ言語態5 社会の言語態』(東京大学出版会2002)、『シリーズ言語態1 言語態の問い』東京大学出版会 2001)『ミシェル・フーコー思考集成』 全10巻(筑摩書房1998-2000)、『フーコー・コレクション』全6巻(筑摩書房 2006)など、他多数。また時事的なメディア問題に関しても、新聞、総合誌、テレビなどで多数の発言を行ってきている。
株式会社リクルートライフスタイル 執行役員・ネットビジネス本部。リクルートホールディングス 国内事業統括 IDサービス開発室長、ロイヤリティーマーケティング(Ponta)取締役、オイシックス取締役、ごちまる取締役も兼務。東大EMP第12期生。
書籍情報:
『大人のためのメディア論講義』
著者:石田英敬
発行:筑摩書房
24時間モバイル機器を手放せず、情報産業に囲い込まれた現代人の生活。人間が二足歩行へと進化した文字を持ちはじめた時から宿命づけられたこの現象は、20世紀に、二つのメディア革命を経て加速する。写真・電話・映画などの技術が人間の意識できない瞬間を記録し、広告・マーケティング技術が我々自身より先に消費・欲望を生み出し、デジタル機器が人間の生活全体を統治していく。人間は自分自身の意識をもう一度わが手に取り返すことはできるのか。そのために何ができるのか。(『大人のためのメディア論講義』(ちくま新書)内容(「BOOK」データベースより)