開催日:2016年11月4日

松浦寿輝+吉本光宏+木下千花トークショー『映画の声』(みすず書房)刊行記念

御園生涼子『映画の声』(みすず書房)刊行記念

松浦寿輝+吉本光宏+木下千花トークショー
「戦後日本映画と御園生涼子」
司会:三浦哲哉(映画研究者)

戦後民主主義と大衆消費社会の結節点にありながら、国家と共同体の外へ追放された“他者の生”を描いてきた戦後日本映画。2015年に惜しくも急逝した御園生涼子の遺稿集『映画の声』は、仮借なき暴力に彩られたその〈声〉を、大島渚の監督作品から『二十四の瞳』『仁義なき戦い』『セーラー服と機関銃』にいたる戦後日本映画の緻密な読解をつうじて聴き取る試みです。本書の刊行を記念して、著者の人と思想をよく知る方々に、戦後日本映画と御園生涼子をめぐって縦横に語り合っていただきます。

[日時]2016年11月4日(金)19:00〜20:30(18:30開場)

[参加費]1,500円(当日精算)

[予約制]メール(info@espacebiblio.jp
または電話(Tel.03-6821-5703)にて受付。

●メール受付:件名「11/4『映画の声』トーク希望」にて
お名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。
おって返信メールで予約完了をお知らせいたします。

●電話受付:03-6821-5703(火→土11:30→20:00)

※定員60名様

[会 場]ESPACE BIBLIO(エスパス・ビブリオ)
地図→http://www.espacebiblio.jp/?page_id=2
〒101-0062
東京都千代田区神田駿河台1-7-10YK駿河台ビルB1F
電話:03-6821-5703

〈プロフィール〉
御園生涼子:  元筑波大学人文社会系准教授 。専攻は映画学。2015年に惜しまれつつ早逝。著書:『映画と国民国家──1930年代松竹メロドラマ映画』(2012)。共著:『淡島千景──女優というプリズム』(2009)、『映画とネイション』(2010)、『映画の中の社会/社会の中の映画』(2011)。

松浦寿輝(まつうら・ひさき) 東京大学名誉教授。作家・詩人。著書:『明治の表象空間』(2015)、『黄昏客思』(2015)、『BB/PP』(2016)。

吉本光宏(よしもと・みつひろ) 早稲田大学国際学術院教授。専攻は映画学。著書:『Kurosawa: Film Studies and Japanese Cinema』(2000)、『イメージの帝国/映画の終わり』(2007)、『陰謀のスペクタクル──〈覚醒〉をめぐる映画論的考察』(2012)。

木下千花(きのした・ちか) 京都大学人間・環境学研究科准教授。専攻は映画学。著書:『溝口健二論──映画の美学と政治学』(2016)。共著:『「戦後」日本映画論──一九五〇年代を読む』(2012)、『映画とテクノロジー』(2015)。

書籍情報:御園生涼子『映画の声──戦後日本映画と私たち』みすず書房、2016年10月24日刊行予定、定価3,800円。