開催日:2018年4月7日

「山本晋也の映画やぶにらみ」 シリーズ第1回・市川崑監督/東京オリンピック

ESPACE BIBLIO 文明講座

山本晋也の
映画やぶにらみ
シリーズ第1回・市川崑監督/東京オリンピック

記録か芸術かでもめた市川崑監督の映画「東京オリンピック」。なんとカメラマン164人が動員されたその中に、当時25歳の山本晋也氏が市川監督の撮影助手として参加していたことはほとんど知られていません。本来筋書きのないはずのスポーツを対象に市川監督と夫人の和田夏十さんのコンビ、さらには脚本家の白坂依志夫氏と詩人の谷川俊太郎氏が加わって緻密なシナリオが用意された異色の記録映画。世界中から奇跡の映像と絶賛され、カンヌ映画祭で国際批評家賞を受賞。日本映画史上1950万人の観客動員数は、2001年「千と千尋の神隠し」まで36年間破られませんでした。山本晋也氏撮影の映像をはじめ、撮影秘話、使用された脚本などのお宝、制作に参加した人間しか知り得ないエピソードを交え2020年東京オリンピックに向けたトークです。 企画:柏木隆雄/齋藤芳弘

[日時]2018年4月7 日(土)15:00〜17:00(14:30開場)

参加費:2,500円(当日精算)(ワンドリンク付)

予約:電話または、メール(info@espacebiblio.jp)にて、メール受付の場合は 件名「4/7 山本晋也トーク希望」・お名前・電話番号・参加人数、をお知らせ下さい。おって返信メールで予約完了をお知らせいたします。

電話:03-6821-5703(火~土 11:30~20:00/日・月・祝休)

[会 場]ESPACE BIBLIO(エスパス・ビブリオ)
地図→http://www.espacebiblio.jp/?page_id=2
〒101-0062
東京都千代田区神田駿河台1-7-10 YK駿河台ビルB1F
電話:03-6821-5703


ゲストプロフィール:
山本晋也 (やまもと・しんや)
1939年6月16日生まれ。東京市神田区(現:東京都千代田区)出身。愛称は「カントク」。サングラスにちょび髭がトレードマーク。早稲田高等学校を経て、1963年に日本大学芸術学部演劇学科を卒業。日本教育テレビ(現:テレビ朝日)のアシスタントディレクターを務めた後、1964年、岩波映画製作所にて羽仁進に師事して助監督となる。初監督作品は成人映画の『狂い咲き』(1965年)で、以後多数の成人映画作品を手がける。1960年代から1970年代にかけて、約250本の作品を撮影。「未亡人下宿」シリーズはにっかつのドル箱作品となり続編も多数作られ、ピンク映画のヒットメーカーとして一躍脚光を浴びる。ピンク映画から一般映画に進出した先駆者の一人であり、その喜劇演出は助監督だった滝田洋二郎にも影響を与えたといわれ、成人映画のみならず、『下落合焼とりムービー』(1979年、企画・脚本:赤塚不二夫)や『欽ちゃんのシネマジャック』(1993年、企画:萩本欽一)などの一般作品も制作した。映画監督時代の山本は「怖かった」との人物評で共通し、井筒和幸は門下生。成人映画で名を上げた後は、テレビ番組にも進出。テレビ朝日の深夜番組『トゥナイト』『トゥナイト2』に通算で約21年間出演し、主に性風俗関係の話題をリポートした。テレビ進出で山本の知名度はさらに上昇し、性風俗に関するルポルタージュは後のライフワークともなる。この番組で生まれた「ほとんどビョーキ」というフレーズは流行語に取り上げられるほど有名となった。現在はテレビやラジオ、雑誌コラムなどで活躍中。