映画監督 松井久子トークショー
「映画の現場から日米を比較する
〜合作映画『レオニー』の制作体験を通して〜」
イベント内容:
昨秋公開された日米合作映画『レオニー』は彫刻家イサム・ノグチのアメリカ人の母親の波乱にみちた生涯の物語。日米450人のタッフ・キャストを率い、製作・脚本・監督を務めた松井久子監督が、企画から完成まで7年の間、日米を往復した距離は地球14周に及んだ。ハリウッド映画で活躍する主演女優エミリー・モーティマー、フランス映画で高評価の撮影監督永田鉄男、ポーランド人のアカデミー賞作曲家ヤン・AP・カチュマレクなど世界の第一線で活躍する映画人たちと過ごした日々を熱く語るトーク・イベント
日 時:2011年5月28日(土)
15:00〜17:00(14:30開場)
参加費:1,500円(当日精算)
予約制:電話または店頭にて受付
Tel.03-3408-9482
※60名様になり次第締切り
電話予約受付:火〜土曜 12:00〜20:00
日・祝12:00〜18:00
会 場:Bibliothèque(ビブリオテック)
PDF:
松井久子公式HP:http://www.essen.co.jp/
ゲスト略歴
松井久子(マツイ・ヒサコ)
映画監督・脚本家・プロデューサー。1946年岐阜県飛騨生まれ、東京深川育ち。早稲田大学第一文学部演劇科卒業後、雑誌編集者・ライター。79年、プロダクション会社を設立し、俳優のマネージャーを務める。85年、(株)エッセン・コミュニケーションズを設立し、TVドラマやドキュメント番組をプロデュース。98年、製作に5年の歳月をかけた「ユキエ」で映画監督デビューし、多くの映画賞受賞。2002年、第2作「折り梅」全国公開、04年観客動員100万超。04年12月、初著作「ターニングポイント〜『折り梅』100万人をつむいだ出会い」発表。10年、第3作「レオニー」完成、全国公開。
映画『レオニー』
天才彫刻家イサム・ノグチを育てた母、レオニー・ギルモアの波乱にみちた生涯
19世紀末のニューヨーク。名門女子大ブリンマー大学を卒業したレオニー・ギルモアは、編集者になりたいという夢を捨てきれないまま教鞭をとっていた。そんなある日、レオニーは、日本から来た神秘的な青年詩人ヨネ・ノグチ(野口米次郎)と出会う。レオニーとの共同作業で英語の詩や小説を発表したヨネは、一躍米英文壇の寵児として脚光を浴びることに・・・。彼の詩才に魅せられたレオニーのときめきも、いつしか恋愛感情へと移行して、若い二人は結ばれる。ところが、恋人の妊娠を知ったヨネは、突然日本に帰国してしまうのだった。レオニーは、人目を避けるようにカリフォルニアに移り住み、一人静かに男児を出産する。しかし、母と子の平和な暮らしもつかの間、日露戦争の影響による人種差別がレオニーの心にも影を落とすことに・・・。やがて彼女は、たった一人の味方だった母親の反対も押し切って、我が子の将来のためにと、太平洋を渡ることを決意する。だが、日本で待っていたのはさらなる過酷な運命だった・・・。
主演:エミリー・モーティマー、中村獅童
● 映画「レオニー」公式ホームページ:http://leoniethemovie.com
7月22日(金)DVD『レオニー』発売開始(発売・販売:角川書店) 定価4,935円(税込)